大和市民活動センター


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★第29回連続共育セミナー

「“大和市街づくり賞”から“まちづくり”を考えたい」

2010年3月23日(土)14:00〜16:00に行われた連続共育セミナーの内容(概要)をお伝えします。

 

お話は小川政男さん(笹倉鉄平版画ミュージアム館長)

内容

今回「平成21年度大和市街づくり賞(屋外展示物部門)」で表彰されました桜ヶ丘・笹倉鉄平版画ミュージアムの館長で「やまと子ども文芸大賞」主催などで幅広く活躍されている小川政男さんからお話を伺いました。大和市の街づくり、地域の活性化、近隣ネットワーク、市民協議会などで体験している色々な内容を具体的に紹介していただきました。

 

 

「街づくりは人間関係づくり、人づくり〜デジタルの時代だから“アナログ”を大切にしたい」

 

 

渋谷小学校・渋谷中学校出身の小川さんは商社に入社、横浜、大阪、名古屋などで勤務されたのち、病気をきっかけに会社を辞め、その後大和市の市民メンバーに応募したことから街づくりに取り組むことになりました。

 

・大和市街づくり学校第一期生実践編 平成10年
・大和市自治基本条例をつくる会 平成14年10月〜平成17年5月
・大和市市民参加推進条例 平成17年〜平成18年
・大和市景観形成に関する研究会 平成15年〜平成17年2月
・景観計画づくり研究会 平成19年5月〜9月

 

 

<小川さんの街づくり(やってきた事)>
・大和駅は相鉄線が地下に入り、横浜からのバス停が駅の中心になったことで街の賑わいがなくなっていきました。これを何とかしたいと思い、駅前プロムナードの活用を考え、「やまとプロムナード古民具骨董市(http://www.yamato-kottouichi.jp/)」を立ち上げました。その際、土地は相鉄と大和市の管理下にあり、遊歩道は警察の道路使用許可が必要など、いろいろな交渉が必要でした。

・みずき通りに住んでいたので、おまつりの提灯つけから始まり、「神奈川県大和阿波おどり」に約20年携わってきました。

・大和田園ロータリークラブの会員として10年間活動しました。

・「やまと子ども作文大賞」を立ちあげ、2年間スピーチコンテストを開催しました。現在は財政念のため、残念ながらストップしています。

 

 

<小川さんの街づくり(今、取り組んでいることー1)>

・大和商工会議所桜ヶ丘支部長をしています(H19年〜)。
  その関係で桜ヶ丘桜まつりの実行委員長をしています。
  桜ヶ丘は商業の人が高齢化し、店が立ち行かなくなってきていることが大きな問題となっています。

 

・桜ヶ丘自治会の第4・1区の区長をしています(H21年8月〜)。
  自治会も高齢化で運営が難しくなってきているため、改革が必要です。
  人の輪をつくり、地域住民の連帯を広げることが必要です。顔の見える関係をつくっていきましょう。

 

・「やまとケナフの会」副会長を務めています。環境問題に関心があります。

 

 

<小川さんの街づくり(今、取り組んでいることー2)>

・県道45号線(丸子中山茅ヶ崎線)の拡幅整備事業が進行しているなか、大和市のなかでいちばん街づくりが遅れている桜ヶ丘地区の 街づくりをすべく「桜ヶ丘まちづくり市民会議」を立ち上げて事務局長をしています。 品格ある街づくりをしたいと思っています。

 

・県道45号線(丸子中山茅ケ崎線)と小田急江ノ島線との交差方式について、県は立体交差化を前提としています。 しかし、立体交差化は街の景観を大きく損ない、コミュニティを3分割、4分割することになります。 2009年8月から大和商工会議所の推薦により地元商工業者代表として、「県道丸子中山茅ヶ崎線交通まちづくり意見交換会」の委員をして 小田急の地下化を訴えています。

 

 

<小川さんの街づくり(本業から)>

・「笹倉鉄平版画ミュージアム」の館長をしています。2009年11月に「やまと子ども絵画大賞(http://kids-sthm.blog.so-net.ne.jp/)」を立ち上げ、第一回の事業を行いました。子どもたちに絵に親しんでもらい、芸術文化にふれるきっかけづくりをして、可能性を引き出したいです。

・(有)オガワコーポレーションは創業20年目を迎えます。絵画・芸術を通じての桜ヶ丘の雰囲気づくり・人づくりを進めたいと思います。

 

<最後に>

大和市は南北に長い関係で街の文化も違います。その特長を生かし、街のあり方をもう一度真剣に考える必要が有るのではないかと思います。

それを考え行動するのは、その地域に居住する住民です。

駅は隣りでも桜ヶ丘と高座渋谷ではまた違います。最寄り駅を中心にして、それぞれ特色有る街づくりを進めることが重要と思います。

今、その地域が於かれている状況を的確に判断し、毎日が健康的に、安心して住める街をつくることが求められています。

 

第29回共育セミナー

 

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